空き家・空き地を持たれている方へ

  • TOP
  • 空き家・空き地を持たれている方へ

空き家・空き地はそのままにしているとリスクになります

親族や親が住んでいた建物や所有していた土地を相続したものの、空き家・空き地のまま放置している方は注意が必要です。もしかしたら、活用できないだけでなく大きな問題を発生させる原因になってしまうかもしれません。

大切な不動産を最大限に活用するためにも、空き家・空き地に関するお悩みはまず不動産会社に相談してみましょう。使い道がなく悩んでいた空き家や土地でも、予想以上の収益を得られるかもしれません。

こんな悩みありませんか?

  • 離婚してそれまで住んでいた家を空き家のままにしている
  • 急な転勤で遠方へ行くことになり、前の住まいがそのままになっている
  • 親を施設に入居させたため実家が空き家になった
  • アパートを購入したものの入居者がいない

放置しているその空き家、リスクかもしれません

放置しているその空き家、リスクかもしれません

空き家を放置していると、家屋が劣化して倒壊などの恐れが出てくるだけでなく犯罪などに巻き込まれるといったリスクも考えられます。さらに、危険な状態の空き家に対して特別な措置が取られるようになりました。大きな問題を引き起こしてしまう前に、空き家・空き地は手放すことをおすすめします。

リスク1.固定資産税がかかってしまう

特に利用していなくても、空き家を所持しているだけでも固定資産税がかかります。さらに、土地の評価額が高い場合は高額な固定資産税を払い続けなければならなくなるのです。

それに加えて、倒壊の危険性や衛生的な問題がある空き家に対しては、税金が約5倍にまで跳ね上がってしまう可能性もあります。空き家を売却することで、固定資産税を払い続ける必要はなくなります。

固定資産税の優遇措置例

固定資産税には土地に建物が建っているだけで税額を大幅に減らせる優遇措置があります。優遇措置を適用できれば税額は6分の1にまで減らせるため、非常に大きな差になります。

固定資産税
優遇措置適用 93,000円
優遇措置非適用 560,000円

※評価額が4000万円の土地の場合

特定空き家に指定されるケース

「特定空き家」とは、「空き家対策特別措置法」によって定められた条件を持つ空き家を差します。倒壊の恐れがあったり長期間にわたって管理がされていなかったりといった条件により「特定空き家」に認定された建物は、固定資産税の優遇措置が受けられなくなる可能性があるほか、固定資産税が最大で6倍にまで上がってしまう可能性があります。

リスク2.建物が劣化する

建物は、人が住んで適切な換気などを行っていなければ、すぐに劣化していってしまいます。カビやほこりが出るほか、湿気などが溜まれば外壁や屋根の傷みも進みます。以前であれば、空き家がどれだけ劣化してしまっても、所有者が解体しない限りそのまま放置されていました。しかし現在では、行政代執行により強制的に解体されてしまう可能性があるのです。

その場合、解体費用は所有者に請求され、支払えない場合は財産を差し押さえられてしまうこともあります。空き家を売却しておくことで、行政による解体費用の請求などもなくなります。

リスク3.資産価値が下がる

建物は、年数が経てば経つほど資産価値が下がっていきます。活用してもしなくても、勝手に価値は低下していくのです。また、資産価値について考えるときに知っておくべき項目が「法定耐用年数」です。耐用年数は家の種類などによっても異なります。

建物の法的耐用年数

※表は左右にスクロールして確認することができます。

建物の種類 法定耐用年数
木造・合成樹脂造り 22年
木骨モルタル造り 20年
鉄骨鉄筋コンクリート 47年
レンガ造り・石造り・ブロック造り 38年
金属造り 骨格材の厚み 4mm~ 31年
3~4mm 27年
~3mm 19年
リスク4.ご近所トラブルなどが発生する

空き家のまま放置していると、庭木や雑草が伸びて野良猫などが住み着いてしまい、ニオイや鳴き声などが原因でトラブルが発生してしまうことがあります。また、庭木が伸びて隣家に入り込んでしまったり、不法侵入や窃盗などが発生したりと多くの問題を抱えてしまう可能性もあります。

空き家物件の売却の流れ

Step 01 遺産分割協議
相続人となる方々で遺産の分け方について話し合い、決定します。相談した内容をまとめて「遺産分割協議書」という書類を作成します。
Step 02 不動産の名義人変更
相続物件の名義を、元の持ち主の名義から相続する方の名義に変更します。
Step 03 不動産会社に依頼
不動産会社に依頼して、相続物件の売却活動を開始します。
Step 04 確定申告・納税
物件を売却することで得た利益を確定申告します。

空き家の解体について

空き家のままで放置されている物件は、デメリット以外は何も生み出さない不動産です。傷みが進んで倒壊などを引き起こしてしまう危険性まで考えると、解体して更地にしたほうが活用方法にも幅が出てきます。

建物を解体するためには通常であれば高額な費用がかかりますが、条件によっては助成金が受けられることもありますので確認してみましょう。

解体に助成が受けられる空き家
  • 市内にある居住用建物
  • 周囲への危険や悪影響がある空き家
助成を受けるための条件
  • 空き家などの建造物をすべて解体・撤去し、更地にすること
  • 解体工事は市内の業者が行うこと
  • 市税の滞納がないこと

空き家や土地の活用法

空き家や土地の活用法

空き家や空き地を放置したままでは税金を取られるばかりでメリットはありません。しかし、有効活用できれば思いもよらぬ収益につながる可能性もあります。土地の条件なども考慮して、どんな活用法が合うのか考えてみましょう。

空き家の活用法 土地の活用法
空き家の活用法
  • リフォームして賃貸物件として活用
  • 戸建て住宅として売却
  • 空き家のまま管理
土地の活用法
  • 新しく賃貸物件を建てて管理
  • 駐車場として活用
  • 賃貸用の店舗を建築する