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運動会

先週末、息子の運動会が開催された。

近年のトレンド通り、式典は午前中のみ。
晴天の下、家族で弁当を味わう運動会。こんな風景が一般的だった運動会が、新型コロナウイルス禍を境に多くの学校で「弁当なし午前のみ」に変わっている。
温暖化に伴う気温上昇のための熱中症対策が主な理由で、春開催の学校もだいぶ増え “秋の風物詩”が様変わりしている。
新聞記事によると、鹿児島市内の小学校の8割がまた中学校の半数が「午前のみ」を選択しているようである。
昔のように早朝からの場所取り、家族で重箱を囲む昼休みはなく、プログラムも驚くほどスリムで少し寂しさも感じる。

しかし、そんな親の感傷は、主役である息子の走りが吹き飛ばしてくれた。
「かけっこ」のスタートラインに立つ息子は、見たこともないほど引き締まった表情をしていた。ピストルの音とともに飛び出すと、小さな体で力強くトラックを猛ダッシュ。
ゴールテープを真っ先に駆け抜けた息子の姿に、思わず胸が熱くなった。
いつの間にか高くなった視線、たくましくなった足取り。
親の知らないところで、子どもは確かに大きく、眩しく成長している。

正午を少し過ぎた頃、全競技が終了しあっさりと閉会式を迎え後片付けを終えて、帰路につく。
時短で形は変わっても、我が子の成長に胸を熱くする感動の本質は、昔も今も変わらない。

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